2011年02月26日

お前らの神だろ、早くなんとかしろ。





ご無沙汰しております。
消したい過去の一つがマーク・矢崎著「ネクロノミコン秘呪法」を所有していたこと…そんなハヤカワPでございます。

前回の動画投稿よりひと月以上空いておりますな。
その間にOS再インストールが二回もあったりして、ホント体液が外骨格の隙間から漏れそうな日々でした。

さて今回は太平洋上に浮上しているだろう古代都市から、とある指令が下りました。
日本では今、とってもハートフルな魔法少女モノが流行っているらしいので、便乗しろ!
という指令です。
まったく宇宙規模で長生きなヤツらは無茶言うから困ります。

そこでワタクシは同じく電波指令を受信した暗黒絵師様とコンタクト。
maxgontaさんとのコラボ作品で人類を恐怖のどん底に誘いこむんだぜ。

要するに…クトゥルフ神話モノですな。
ちなみに初めて手にしたクトゥルフ本は、山本弘氏の「ラプラスの魔」でした。
いや、あれはホントに名作だ!!


「恋の秘法はネクロノミコン」
アナタのこと 想う度 内臓がぐるぐるしちゃうの
こんな気持ち 初めてで 視床下部が苦しいの…

「願い事は叶うよ(願ってないことも叶うよ)…」
それはお祖母ちゃんの言葉
アタシ 開く 開かずの地下室のトビラ

恋の秘法はネクロノミコン!
障害もなんのその ライバルも蹴散らすよ!
だからアタシ(儀式を)やり遂げるよ! 旧支配者(かみさま)お願い
星辰(ほしぼし)の彼方から アタシの恋を応援して!


B組のあの娘も アナタを狙ってるみたい
可哀想に… 供犠(イケニエ)第一号に決定!

ひいお祖父様が訳した日本語版片手に今日も
アタシ 開く この世ならざる場所への扉

恋の秘法はネクロノミコン!
一族に伝わる無敵の魔導書!
お腹が空いたらネクロノミコン!
ちょっとやり過ぎて食べられちゃったら…ゴメンね!

あぁ…この先に何が待ち受けても構わないから
この想い誰にも止められない!
ママもこうしてパパを捕まえたの(触手的に)?

恋の秘法はネクロノミコン!
内臓が裏返るくらいに恋したい!
行方不明のお祖母ちゃんも(邪悪に)笑ってる
未知なるカダスから アタシを見守ってね
そうよ 恋はいつでもネクロノミコン!
コズミックにオカルティック 祈りを込めてLove Craft



所謂「萌えクトゥルフ」モノになるんですかね?
正直、萌えよりも狂気が主体なのですが…。
ところで、魔法少女ものを作るつもりだったのに、あんまり魔法少女じゃないな、ってことに出来上がってから気付いた!
不思議!
そして最近では色々と「萌えクトゥルフ」作品が生まれていることに驚き。
ニャル子さん、くらいしか知らなかったんだよね。
「お前らの神だろ、早くなんとかしろ」ってタグがあることに吹いたw

しかし、maxgontaさんのイラスト、最高だよね!
ホント凄いと思った。
小ネタをちょこちょこ仕込んでいてくれてるから、動画も作り易かったなー。
個人的には、触手に捕まっているレンが「バールのようなもの」を持ってるところが好きです。
動画作ってて、拡大して初めて気付いた!
こんな素敵なイラスト、ありがとうございます!

そして、既に年末には発表されていたと思うのですが、遅まきながら告知。
2011年5月8日、横浜にて開催されるオンリーイベント「@Rin&Len 鏡音なう!」にて頒布されるVA「kagamination」に参加します!!

総勢60名以上のスタッフで創り上げるオール鏡音アルバムです。
もはや御大といって差し支えないほどのメンツに、ちょこんと場違いに座する僕!!
なんか「Try!」の時もそうだった気がする。。。
ま、いっか!

新曲書きおろしするんだぜ。
僕の楽曲を担当していただける絵師様は…「涼さん」!
RINLENMANIA3では僕の「サクラフィクション」を描いていただきました。
ありがとうございますー。
今回もよろしくです。



あ、忘れてた。
お約束、様式美で…。
「窓に!窓に!」  


Posted by Plutonius at 22:04Comments(0)

2011年02月09日

やり残した「宿題」。







遅まきながら、ようやく有川浩著「レインツリーの国」を読んだ。


『フェアリーゲーム』という昔読んだラノベ。
主人公はふとした思い付きで、その感想をググる…というところから物語は始まる。

そして作中作『フェアリーゲーム』のモデルとなっているのは、先日僕が4曲勝手にトリビュートした楽曲群の大元、笹本祐一著『妖精作戦』シリーズに他ならない。

作品の噂は前から知っていたし、自分でも『妖精作戦』チルドレン的な作家の作品はなるべく読むようにしていたのだが、この『レインツリーの国』は未読だったのだ。

ちょいネタバレ入りそうなので、未読の方は気を付けて。






この物語が他の『妖精作戦』チルドレン的作品と大きく異なるのは、作中でその『妖精作戦』への感想を登場人物が語り合う、という点だ。
もちろん作中なので、あくまで『フェアリーゲーム』という作中作の感想ということにはなっているのだけれど。
そのちょびっとメタな構成が、僕のように『妖精作戦』に心奪われた人間にはグッとくる。

というのもですね、僕もこの物語の登場人物のようにティーンの頃に作品に出会い、そして残念ながら周りにその興奮を分かち合える友達がいなかった。
だから、何年もたってググってみたりするのである。
僕もリアルタイムで『妖精作戦』のことを語り合える友達なんていなかった。
友達なんていなかった。
大事なことだから(ry

だから、他の人たちがどのように『妖精作戦』を読んでいたのか、非常に興味深いのである。


僕は以前にも書いた通り、比較的すんなりとそのラストシーンを受け入れた。
多分中学1年生くらいじゃないかなー。。。
というのも、「物語の整合性」と「夢のような物語」の擦り合わせは、あの結末以外に無いように思えたし。
それに悲劇で終わることは決して嫌いじゃなかったし。
悲劇だからこそ、美しいとも思えたし。

ただ…美しい悲劇というだけならば、こんなにも多くの人の心に残らなかっただろうし、僕も曲を書いたりはしなかっただろう。
『妖精作戦』全巻の読後に残る「置いていかれた感」。
登場人物が置いていかれてしまったように、読者も置いていかれた。
雨の降る江ノ島海岸に、あの日僕らも置いていかれてしまったのだ。
そして登場人物が「いつか彼女に追いつけるだろうか」と独りごちる様に、僕らもいい大人になりながら、ふとした瞬間にそれを思ってしまう。
フィクションだよ?
でも、考えてしまう。
「いつか追いつけるだろうか?」と。
誰に? 何に?



そんな『妖精作戦』の結末を、作中では『宿題』と表現していました。
作者から、これから大人になっていく少年少女への宿題である、と。

これにはもう、心から頷けた。
完全に宿題ですね。
登場人物の年齢を越した時の何とも居心地の悪い気持ち。
平沢千明の年齢を越した時に、自分を顧みて思うこと。
そして僕はその宿題をやり残したまま、気付けばいい大人になっていた。
だから今でも思ってしまう。
「いつか追いつけるだろうか?」なんてことを。
これは多分「いい」大人になれていないということだろうwww
体は大人、頭は子供!!


ものすごく時間はかかったけど、あの4曲こそがきっと、僕のやり残した宿題だったんだと思う。
そして多分、有川浩さんという方にとっても、『レインツリーの国』という作品こそが、宿題の答えなんじゃないかと思う。
実際どうなのかは知らないけれど、「思う」のは自由だよね。


ところで、今着手しようとしている曲が3つほどあります。
そのうち2つはクトゥルフ物ですwww
何故か年末からクトゥルフ熱が増しまくってるんだよねー。
これ、絶対ルルイエ浮上してるって!!  

Posted by Plutonius at 22:13Comments(0)